ホームページもデザインも、家づくりと似ている。住んでみないとわからない話。

建築デザインを学んでいて、
ふと思ったことがあります。

デザインは、家づくりと似ているのかもしれない。
家は完成したら終わりではありません。
実際に住み始めてみると、
「ここに収納が欲しかった」
「この動線の方が使いやすい」
「もう少しコンセントがあればよかった」
そんな気づきが生まれます。
そして、もっと大きな変化もあります。
家族が増えたり、子どもが成長したり、働き方が変わったり。
ライフスタイルが変われば、必要な間取りや使い方も変わっていきます。
完成した時は、その家が一番いい形だと思っていたはずなのに、
時間が経つと「今の自分」に合う形は少しずつ変わっていくのです。
私は、それはデザインも同じだと思っています。
ホームページも、名刺も、チラシも、ブランドも。
作ったその瞬間は「これで完成」と思うかもしれません。
でも実際に使い始めると、
「この言葉は私らしくない」
「お客様からこんな質問が増えた」
「この順番の方が伝わりやすいかもしれない」
「サービスが増えたから見せ方を変えたい」
そんな新しい気づきが生まれてきます。
さらに、事業が成長すれば、届けたい相手も変わるかもしれません。
新しいサービスが増えることもあるでしょう。
最初に作ったホームページやデザインが悪かったわけではありません。
その時の自分には、その時の最適な形だっただけ。
そして今の自分には、今の自分に合う形があるのです。
最近はAIを使えば、
ホームページやデザインのたたき台を短時間で作れるようになりました。
私自身もAIを活用しています。
でも、AIが作れるのは「今この瞬間」の形です。
実際に使い、悩み、試し、変化しながら育っていく部分は、人にしかできません。
だから私は、修正が入ることを失敗だとは思いません。
むしろ、その人らしいブランドへ近づいている証なのだと思っています。
家が暮らしとともに育っていくように、
デザインも、ホームページも、ブランドも、その人や事業とともに育っていくもの。
完成した時は、「これで完成」と思うかもしれません。
でも、もしかしたら本当のスタートは、その完成した日から始まるのかもしれません。
だから私は、作って終わりではなく、
その人らしいブランドが育っていく過程を、これからも大切にしていきたいと思っています。

