なぜ“ありきたり”は通らないのか?2026年トレンドから見えたAdobe Stockの変化

先日、学校の校庭の朝礼台の上に置いたランドセルの画像が、Adobe Stockの審査を通過しました。
現在、登録作品は581点。
今月は6作品が通過し、15作品は不採用。
でも、不思議と落ち込むことはなく…
それは、落ちた理由が自分で分かっていたから。
「独自性がなかった。」
既にどこかで見たような構図。
どこかで見たような光。
どこかで見たような空気。
その時点で、“惜しい”という感情は湧きませんでした。
でしょうね。という感じです。

2026年、Adobeが示す方向性
Adobeは2026年のクリエイティブトレンドとして、
- 五感に働きかける表現(All the Feels)
- 感情でつながるビジュアル(Connectioneering)
- 遊び心や奇抜さ(Surreal Silliness)
- 地域性や文化のリアリティ(Local Flavor)
を挙げています。
でもこれは単なる美的流行ではなく、
「企業が実際に使いたいと思うビジュアル」
という視点が前提にあります。
なぜ“ありきたり”は通らないのか
Adobe Stockには、すでに膨大な画像が存在します。
クオリティが高いだけでは足りない。
「置き換え可能なビジュアル」は、もう必要とされない。
今回通ったランドセルの画像には、
- 朝の空気感
- 静かな校庭の余韻
- 新学期や旅立ちを想像させる物語
がありました。
単なるランドセルの写真ではなく、
“始まりの感情”を感じられる1枚だったのだと思います。
今、求められているのは“空気の濃度”
これからのStock制作で意識していることは3つ。
- 五感を感じられるか
温度、音、質感、光の粒子まで想像できるか。 - 感情が明確か
安心、挑戦、再出発など、テーマが言語化できるか。 - 企業が使う場面を想像できるか
教育?ブランディング?
誰が使うのかを具体的に思い描けるか。

AI時代だからこそ、人間味が武器になる
AIで画像を作ることは、もう特別なことではありません。
だからこそ、
「何を感じさせるか」
「どんな空気を設計するか」
そこにクリエイターの価値があると考えています。
量産ではなく、空気の設計。
既視感ではなく、半歩のズレ。
これからも、トレンドを追うのではなく、
トレンドを理解した上で“自分の世界観”に落とし込んでいきたいと思っています。
現在の状況
581作品登録。
毎週ダウンロードが発生。
まだ途中ですが、確実に変化を感じています。
これからも、
“感情と光で世界観を翻訳する”制作を続けていきます。
また、企業や個人事業主の方向けに、世界観設計を意識したビジュアル制作も行っています。
■通過したランドセルの画像はこちらから↓
https://maricostudio.myportfolio.com/167e5351972886

